研究課題/領域番号 |
11555107
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
田村 安孝 山形大学, 工学部, 教授 (40171904)
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研究分担者 |
湯浅 哲也 山形大学, 工学部, 助教授 (30240146)
赤塚 孝雄 山形大学, 工学部, 教授 (80091875)
小山 清人 山形大学, 工学部, 教授 (60007218)
石原 知明 株式会社 三井造船昭島研究所, 情報エンジニアリング事業部, 主任研究員
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キーワード | 超音波CT / 遺跡探査 / 反射波 / 高分子圧電膜 |
研究概要 |
1.マルチチャンネル超音波レシーバの試作と特性の評価 高分子薄膜上にパターン電極を形成することで小型軽量の超音波レシーバを複数個試作した。試作したレシーバは、従来使用していた圧電セラミックス素子を用いるものより短いパルスの受信が可能であった。 2.データ収集システムの構築 送信波形の発生、出力振幅の制御、マルチチャンネルレシーバからのデータと位置センサデータの収集を行なうシステムを構築した。これらのシステムは機能分割されたモジュール群として作製され、シリアルバスで相互に接続される。 A/D変換変換とFIFOメモリ、加算回路を内蔵し、高速で加算平均処理を実行する。 3.CT像再生ソフトウェアの開発と検証 反射・散乱波を用いるホログラフィックCT像の再生用のソフトウェアを開発した。また、数値シミュレーションにより特性を評価した。その結果、反射波を用いることにより、波長と同程度の高い空間分解能での撮像が可能であることがわかった。一方、位置測定誤差の影響が大きいことが予想された。そこで、システムに要求される要求される位置測定精度とSN比を評価し、設計に必要なデータを得ることが次年度の課題となる。
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