研究分担者 |
湯浅 哲也 山形大学, 工学部, 助教授 (30240146)
赤塚 孝雄 山形大学, 工学部, 教授 (80091875)
小山 清人 山形大学, 工学部, 教授 (60007218)
石原 知明 (株)三井造船昭島研究所, 情報エンジニアリング事業部, 主任研究員
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研究概要 |
l.ソフトウェアの実装 システム制御と演算を行なう組込用コンピュータと広帯域の超音波信号を送受するパルサーレシーバを備品費で購入した。これにより,システム軽量化の目処が立った。 また,作製したハードウェアモジュールを1つのシステムに組み込み、11年度に作製したソフトウェアを移植した。 2.予備実験とシステムの評価 トランスデューサの位置決め精度と周波数帯域幅の影響の評価をシミュレーションにより行なった。その結果,波長のl/10程度までの位置誤差があっても,点反射体の位置を特定できることが確認できた。周波数100kHz,音速2000m/sとした場合は,2mmまでの誤差が許容できる。これは組み込みを予定している3次元位置センサの精度で十分対応できる。また,送信波形の振幅のばらつきが100%でも,点反射体の位置同定への影響は少ないことがわかった。これにより,超音波トランスデューサと対象表面の接触状態による受信波形のレベル変動の影響が小さいことがわかた。さらに,コンクリートのブロックを用いて,音速CTの評価実験を実施し,試作システムによる音速CTが可能なことを検証した。 以上の結果を基に,13年度には,音速CTと反射型CTのデータの融合,3次元センサデータとの連携を目的として研究を進めたい。
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