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1999 年度 実績報告書

近赤外光トモグラフィの3次元同時測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11555111
研究種目

基盤研究(B)

研究機関神戸大学

研究代表者

吉村 武晃  神戸大学, 工学部, 助教授 (70031127)

研究分担者 中川 清  神戸大学, 工学部, 助手 (50198032)
峯本 工  神戸大学, 工学部, 教授 (60031093)
キーワード光周波数走査 / OFDR / トモグラフィ / 生体断層像 / ビート周波数 / 直進光 / 近赤外光 / 同時測定
研究概要

光周波数変調干渉法(OFDR;Optical Frequency Domain Reflectometry)を構成し、その性能を改善し、生体断層像への適用を試みた。以下その結果をまとめる。
1.装置の構成
光周波数を線形に7.7THz/sで高速走査する半導体レーザを用いた。このレーザ光をマイケルソン干渉計に導入し、生体からの反射光と参照光との干渉信号をダイナミックレンジ14bitのCCDカメラで検出する。ビデオ信号を計算機に時系列信号として連続取り込み、各ピクセルごとにフーリエ変換し、パワースペクトルを画像表示させる。以上の全システムを同期して稼働する様に構成した。
2.性能改善
データ処理方式におけるフィルタ処理の改善法、さらに取り込みフレーム数の最適化によるサイドローブの低減法、干渉信号を効率よく得るための光強度の最適化法の検討を行った。その結果、ノイズを含めた全システムの総合性能がダイナミックレンジ60dBまで改善できた。
3.生体断層計測
生体ファントムとして、鶏骨、鶏肉からなる2層構造を用いた。3次元断層像を観測し、画像表示させた。境界面からの反射光ばかりでなく、組織内からの反射光をも画像表示可能とした。
今後はシステムのダイナミックレンジをさらに拡大する方法の検討と、各種の生体に適用を試み問題点の改善をはかる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉村武晃: "光周波数変調干渉法による断層計測"O pulse E. 21・7. 850-856 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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