研究分担者 |
伊東 昌子 長崎大学, 医学部, 講師 (10193517)
森山 雅雄 長崎大学, 工学部, 助教授 (00240911)
石松 隆和 長崎大学, 工学部, 教授 (10117062)
古賀 掲維 長崎大学, 工学部, 助手 (60284709)
森田 千尋 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 助教授 (60230124)
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研究概要 |
1.コンクリート表面粗度形状の定量化と付着特性の解明 コンクリート表面粗度の凹凸を定量的に評価するプログラムを開発するとともに,傾斜さん断試験を実施し,コンクリートの表面粗度とその付着特性を解明した.本計測装置による計測精度は触針式3D計測装置の比較し,良好な結果が得られることが確認された.また,粗度と付着強度には相関関係があることも確認できた.日本道路公団で実施されたコンクリートの表面粗度と引張り試験結果について,本計測装置による計測法と定量化法を用いて検討した. 2.FEMシェル要素自動メッシュ分割システムの構築 曲がりかつねじれた曲面板を計測し,計測した3Dデータをもとに汎用コードMARCによるFEM解析のためのメッシュ分割を行い,固有振動解析を行い,レーザホログラフィ装置による実験およびレーレリッツ法による解析結果と比較検討した結果,良好な一致が確認された.また,東京大学生産技術研究所において張力膜に発生するしわの計測を行った.現在,長崎大学においても載荷装置を製作しており,現在実験を継続中である.さらに,鋼構造協会の行われたプレートガーダー橋腹板の局部座屈の三次元計測を行い,本計測装置の有用性について実証試験を行った. 3.CT計測データの3D解析システムの構築とコンクリート系材料の破壊メカニズムへの適用 2DマイクロCT測定で得られたラット骨の3Dデータを基にFEMソリッド要素から成る解析モデルを作成しFEM解析を行うシステムを構築した.FEM解析を実施し,実験結果と解析結果に良好な一致がみられた.また,骨構造解析と同じ方法をコンクリート系材料の破壊メカニズムの解明へ適用性を検討するために,鉄や骨材を混入した,あるいは空洞を有するモルタル試験体を製作し,マイクロCT装置を用いて2次元画像として検出する予備試験を行った.
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