研究課題/領域番号 |
11555202
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
河野 恵宣 宮崎大学, 工学部, 教授 (10040974)
|
研究分担者 |
杉本 安廣 宮崎大学, 農学部, 教授 (20041030)
塩盛 弘一郎 宮崎大学, 工学部, 助手 (80235506)
幡手 泰雄 鹿児島大学, 工学部, 教授 (00038051)
谷口 徹 冷化工業株式会社, 社長(研究職)
村田 寿 宮崎大学, 農学部, 教授 (60041018)
|
キーワード | 生分解性ポリマー / スチレンポリマー / マイクロカプセル / 連続調製装置 / 連続乳化装置 / 内包特性 / 粒子形状 / 粒子内構造 |
研究概要 |
種々の条件で、生分解性ポリマー(εーカプロラクトン)またはスチレンおよびその架橋剤を溶解した有機溶液中に芯物質を溶解した(W/O)エマルションを調整し、その(W/O)エマルションを外水相中に分散させた(W/O)/Wエマルションの回分型反応器中で、液中乾燥またはin-situ重合によって高分子剤を骨格としたマイクロカプセルを調整した。芯物質の内包特性に及ぼす調整条件の悪影響を明らかにした。さらに、芯物質として固形物(例えば活性炭)の内包特性およびマイクロカプセル化特性について検討し、その操作特性を明らかにした。活性炭に旦持させた無機化合物の内包特性では、重合成分の分子量、濃度、分散安定剤濃度、内水相体積分率が重要な操作条件となることが判った。連続調整装置開発の基礎的検討として、振動型連続乳化装置および振動型連続撹拌装置によるスチレン一架橋剤重合によるマイクロカプセルの調整を検討し、マイクロカプセル粒径、粒子内細孔等の粒子形状および粒子内構造に及ぼす装置運転条件の影響について検討し、連続化操作の基礎的検討行った。 平成12年度では、回分型回転攪拌装置による機能性付与操作条件を考慮した調製条件を本振動型調整装置の場合に考慮して、内包特性付与に関する調整法の検討を進める。また、振動型連続攪拌装置を連続化操作法へ拡張するための、連続乳化を含めた連続調製操作の検討を進める。多量のマイクロカプセル調整法によって、殺虫剤(例えばスミチオン)のマイクロカプセル化とその実地試験を進める予定である。
|