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1999 年度 実績報告書

機能性粘土鉱物の開発と先端産業廃棄物溶出による環境汚染浄化

研究課題

研究課題/領域番号 11555203
研究種目

基盤研究(B)

研究機関富山工業高等専門学校

研究代表者

丁子 哲治  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 教授 (80092790)

研究分担者 徳永 修三  工業技術院, 物質工学工業技術研究所, 主任研究官
袋布 昌幹  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 助手 (50270244)
田畑 勝弘  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 助教授 (00271594)
早川 和一  金沢大学, 薬学部, 教授 (40115267)
キーワード機能性粘土鉱物 / 廃棄物 / 環境汚染浄化 / フッ素 / 重金属 / 環境ホルモン / 土壌 / 地下水
研究概要

先端産業からは,ヒ素,フッ素,重金属などの有害無機物質をはじめとして,最近では環境ホルモンで知られる内分泌撹乱物質や等の廃棄物が埋め立て処理されてきており,これらの浸出水による環境汚染が懸念されている。特にフッ素では,生活用水環境基準が0.8ppmという厳しい値で規制されるようになり,その環境汚染防止対策が急がれる。
本研究では,これらの有害物質によって汚染された,土壌や地下水などの浄化に適用するための機能性粘土鉱物を開発し,その利用法について明らかにすることを目的に研究を進めている。すなわち,地下水,土壌ばかりでなく,河川水,湖沼水,低質,海水,大気エアロゾルについて,フッ素,ヒ素,重金属などの無機系有害物質,発ガン物質,内分泌撹乱物質などの有機系物質などの環境動態調査を試み,現在フッ素に関するデータがまとまりつつある。また,これらの調査は,国内ばかりでなく,東アジア地域においても深刻な問題として存在することから,あわせてその汚染の実態についても調査・解析を行っている。次に,このような有害物質の浄化を目的として,粘土鉱物の吸着機能について材料工学的評価を行い,天然の粘土鉱物の高い機能性をさらに材料工学的に機能を高め,その利用によって,土壌汚染,地下水汚染の浄化技術の開発を試みている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T. Chohji,M. Tabata,C. Nakagawa: "Neutralization of Acidic Precipitation with Soil under High Content of Carbon Dioxide"The proceedings of the Third Asian Symposium on Academic Activity for Waste Management. 433-442 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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