• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

環境汚染内分泌かく乱物質の迅速・高感度簡易計測法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11555227
研究機関八戸工業高等専門学校

研究代表者

浅野 泰一  八戸工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (80311108)

研究分担者 田部井 久男  NTTアドバンステクノロジ株式会社, 先端基盤技術事業本部・デバイス技術部・材料部門, 部門長
今任 稔彦  九州大学, 大学院・工学研究科・化学システム工学専攻, 教授 (50117066)
正留 隆  有明工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (30190341)
キーワード内分泌かく乱物質 / 表面プラズモンセンサ / フィールド計測 / ポリ塩化ビニル膜 / モバイル型センサ
研究概要

人類の将来を脅かすものと社会問題になっている内分泌かく乱物による環境汚染状況を広範囲にわたって正確に把握するためには,簡便で高感度な化学計測システムの開発が不可欠である。免疫表面プラズモン化学センサの開発と高感度化,プラズモン計測のモバイル化,システム計測のシーケンシャル化を分析化学的に検討して。新規フィールド機器を創製することを本研究は目的としている。
平成12年度は主として,低分子有機化合物を高感度の測定するためのフィールド調査用パームサイズ表面プラズモン現象(SPR)測定装置の開発を中心に研究を実施した。研究成果の概要は,次ぎの通りである。
1.フィールド調査のためのセンサと測定容器を兼ねるセンサセルの設計と試作を行い,6φ金蒸着カバーガラスとPVC光インターフェース膜を用いて,SPRセンサーを開発した。
2.フィールド調査における操作性を鑑み,SPRセンサをワンタッチでセットすることの出来るセンサホルダーを開発した。
3.光特性のよいLEDとシリンドリカルレンズを用いて,従来法に比べSPR信号を高感度に検出出来る光学系を設計,試作し,パームサイズ高感度SPRチェッカーを開発した。
4.特許を3件出願した。
1)PVC光インターフェース膜(特願2001-015558)
2)センサセルとホルダー(特願2001-015576)
3)高感度SPR装置(特願2001-015567)
5.ピッツバーグカンファレンス(PITTCON2001,2001,March4-9,New Orleans,U.S.A.)において,研究概要を発表した。(Y.Asano et al.,PITTCON2001,Abstracts,1891P)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi