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2001 年度 実績報告書

ブロック段階での組立加工による変形予測システムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11555260
研究機関九州大学

研究代表者

豊貞 雅宏  九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (30188817)

研究分担者 寺崎 俊夫  九州工業大学, 工学部, 教授 (60029329)
丹羽 敏男  九州大学, 大学院・工学研究院, 講師 (10208267)
後藤 浩二  九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (60274487)
河野 隆之  三菱重工業(株), 長崎研究所, 材料溶接研究室主査(研究員)
キーワード溶接変形 / 固有ひずみ / 固有力 / 縦収縮 / 変形推定精度向上
研究概要

本年度は研究最終年度に当たるため,これまでに実施した研究内容の取り纏め並びに以下の項目について実施した.
1)船殻ブロックに代表される大型溶接構造物の建造時に生じる溶接変形を簡易的に推定する手法の検討という立場から,変形発生源を考慮した弾性FEM解析による変形解析手法に焦点を絞って検討を行い,船殻小組立部材からVLCC平行ブロックまでの幅広い対象構造物(部材)において,その溶接変形の推定を実施し,同手法の妥当性を確認した.
また,溶接構造物全体の高精度生産加工システムの開発においては,縦収縮の精度の良い予測方法が熱望されている現状を鑑み,縦収縮を予測するソフトを開発し,Windows98以上のパーソナルコンピュータで容易に計算できるようにした.
2)これまでに実施した大型溶接構造物製作時の溶接変形推定手法に関して,等価固有ひずみ法とMPC法の優劣に関して比較した.その結果,両者は本質的には同じものであるので,データ作成者にとり理解しやすい方法を採用すればよいこと,計算機環境(特に所有する汎用FEM解析コード)によっては,いずれか一方の手法しか利用できないこともあるので,両手法間でのデータ変換ツール等の構築が今後の課題であることが判明した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Gotoh, M.Toyosada: "A Practical Estimation Method of The Skin Plate Distortion Caused by Fillet Weld"Proceedings OMAE'02. (印刷中). (2002)

  • [文献書誌] 寺崎俊夫, 他3名: "ビードオンプレート溶接継手に生じる縦収縮に関する研究"溶接学会論文集. (印刷中). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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