研究課題
基盤研究(B)
Acremonium sp.HI-25より分離したアスコルビン酸オキシダーゼcDNAをタカアミラーゼA遺伝子プロモーターの利用によりAspergillus nidulans宿主にして発現させることに成功しているが、より効率的に発現する系の確率を目的に、転写促進因子AnCPの改善を試みた。一方、アルコルビン酸オキシダーゼのタンパク質工学的改良については特に至適pHの中性化を試みた。コンピューター・シュミレイションから類推した立体構造に基づいて、酸性アミノ酸残基を中性またはアルカリ性アミノ酸残基に変換させた酵素や、各種アルコルビン酸オキシダーゼに関するモジュールを解析し、至適pHに関与すると類推される残基を種々に変異させた酵素を作製し、それらの酵素特性を解析した。その結果、V193P変異酵素はその至適pH中性側へシフトしていることを発見した。また、本酵素の3次元構造の決定を目的に結晶化条件を種々検討し、有望な結晶化条件を見いだすことができた。
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