• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

自殺発芽誘導による根寄生雑草の防除

研究課題

研究課題/領域番号 11556020
研究種目

基盤研究(B)

研究機関鳥取大学

研究代表者

杉本 幸裕  鳥取大学, 乾燥地研究センター, 助教授 (10243411)

研究分担者 福井 泰久  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00181248)
中島 廣光  鳥取大学, 農学部, 教授 (40144646)
稲永 忍  鳥取大学, 乾燥地研究センター, 教授 (40124664)
キーワード根寄生雑草 / ストライガ / 発芽刺激物質 / ストリゴール / 自殺発芽 / コンディショニング / ACC / エチレン
研究概要

これまでに根寄生雑草の発芽刺激物質として、ストリゴラクトンと総称される構造のきわめて類似した4種の化合物が見出されている。本研究は自殺発芽の誘導を可能とする新規な発芽刺激物質の発見を目的の一つとしている。発芽刺激活性に基づいて各種植物と微生物の培養液、抽出物のスクリーニングを行うとともに、既知の刺激物質の簡易な同定法の確立を行った。その結果、HPLCによりストリゴールとソルゴラクトンが分離できること、および生物検定と組み合わせたLC-ESI-MSによりストリゴールが同定可能であることを確認した。検出限界は10ng程度であった。
一方、コンディショニングおよび発芽刺激物質に対する種子の生理的応答を調べた結果、コンディショニングに伴い、種子による投与したACCのエチレンへの酸化が活性化されることを見出した。この場合に、エチレン生成量と発芽率には正の相関が認められた。さらに各種阻害剤と発芽刺激物質を組み合わせて種子のエチレン生成と発芽の関係を調べた結果、発芽刺激物質はエチレン生合成を活性化して発芽を誘導することを確認した。このことから、エチレン生合成系が代謝制御による自殺発芽誘導の有力な標的であると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Abdel Gabbar T.Babiker,Yukihiro Sugimoto et al.: "Conditioning Period,CO_2 and GR24 Influence on Ethylene Biosynthesis and Germination of Striga hermonthica(Del.)Benth"Physiologia Plantarum. (in press).

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi