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1999 年度 実績報告書

コンビケム・ライブラリーによる抗酸化性モチーフの分子設計と食品タンパク質への応用

研究課題

研究課題/領域番号 11556022
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東北大学

研究代表者

村本 光二  東北大学, 農学研究科, 教授 (90157800)

研究分担者 軒原 清史  島津総合科学研究所, 主席研究員 (60137073)
永沼 孝子  東北大学, 農学研究科, 助手 (50250733)
小川 智久  東北大学, 農学研究科, 助教授 (80240901)
安原 義  東京農業大学, 短期大学部, 助教授 (90110444)
キーワードペプチド / ペプチドライブラリー / コンビケム / 抗酸化ペプチド / ラジカル / 酸化 / フリーラジカル / 大豆
研究概要

AAX,AXA,XAAのAにHisまたはTyrを個定し,Xには化学的特性でグループ分けしたアミノ酸残基を導入しだトリペプチドと,Leu-(His/Trp)-A,Pro-(His/Trp)-A,Arg-(His/Trp)-AのAに各種のアミノ酸残基を導入したトリペプチドのライブラリーを作成した。ロダン鉄法でリノール酸自動酸化における抗酸化活性をスクリーニングした結果から,Tyr-(His,Lys,Arg)-Tyrを選抜し,サブライブラリーからTyr-His-Tyrが最も強い活性を持つことを明らかにした。このトリペプチドライブラリーは,フリーラジカル捕捉型抗酸化剤に対して大きな相乗効果を示した。C末端にHisを持つトリペプチドでは,Hisを他のアミノ酸に置換しても活性に変化はみられず,また,N末端のProをLeuまたArgに換えても活性に大きな変化はみられなかった。しかし,中心のHisをTrpに換えると抗酸化活性が大きく減少した。ABTSのラジカルカチオン消去活性では,C末端にTrp及びTyrを持ったトリペプチドが強い活性を示した。一方,窒素酸化物ラジカルの消去作用においては,システイン残基を含むトリペプチドに活性がみられ,CYYとYYCの作用はYCYより強かった。大豆タンパク質および卵白アルブミンのペプシン消化物にも活性があった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Leona Wagner: "Isolation and partial characterization of dipeptidyl peptidase IV from ostrich kidney"Enzyme and Microbial Technology. 25. 576-583 (1999)

  • [文献書誌] 村本 光二: "食品における脳機能調節因子"東北福祉大学感性福祉研究所年報. 1. 118-123 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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