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1999 年度 実績報告書

連続プレスによる圧縮木材製造装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11556033
研究種目

基盤研究(B)

研究機関京都大学

研究代表者

井上 雅文  京都大学, 木質科学研究所, 助手 (20263155)

研究分担者 藤井 義久  京都大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (10173402)
師岡 敏朗  京都大学, 木質科学研究所, 助教授 (00192378)
則元 京  京都大学, 木質科学研究所, 教授 (20027163)
関野 登  岩手大学, 農学部, 助教授 (30171341)
澤田 豊  京都大学, 大学院・農学研究科, 助手 (80226076)
キーワード木材 / ロールプレス / 圧縮 / 高周波加熱 / 水蒸気前処理 / 変形固定 / 圧力 / トルク
研究概要

(1)高周波加熱による圧縮変形の固定化
高周波誘電加熱を併用して熱板圧締することにより、短時間に、寸法安定性に優れた圧縮木材(仕上がり厚さが30mm)が得られた。この場合、繊維方向長さによらず、木口付近3〜5cmの範囲では、若干高い変形回復が認められたが、中央付近では、実用上十分な寸法安定性が確認された。さらに、圧縮率の増加、木口および側面を拘束することにより、回復度は材全体にわたり低い値で安定した。以上、圧縮木材の変形固定加工として高周波加熱の優位性が確認された。しかし、ロールプレスへの組み込みは極めて困難であることが判明したため、次年度以降の実験計画を若干変更する必要が生じた。
(2)水蒸気前処理による圧縮変形の固定化
本課題は、別予算による前年度からの継続研究である。今年度は、特に、ロールプレスによる圧縮変形を考慮し、実大単板を用いた実験を行った。水蒸気前処理温度および時間の増加に従い回復度が低下した。小試験片の場合とほぼ同様に、10分間の処理では、210〜220℃の処理で、変形はほぼ固定された。
(3)木材圧縮用ロールプレス装置の設計と製造
現有の金属用ロールプレス装置を用いて、製造条件、機械強度などに関する実験を行った。それらの結果から、圧縮木材加工用ロールプレス機として、ロール幅:300mm、ロール径:400、300mm、プレス圧力:4ton、圧延トルク:5kNm、ロール回転数:0.01〜10rpm、ロール間隙:0〜150mm、モータ形式:サーボモータ、モータ定格回転数:1500rpm、モータ容量:2.9kw、減速機減速比:1/200などの仕様を決定し、設計、製造した。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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