研究課題/領域番号 |
11556035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
上田 宏 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (00160177)
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研究分担者 |
鈴木 正清 北見工業大学, 教授 (60192621)
前川 和義 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助手 (80250504)
烏野 慶一 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 教授 (80031467)
織田 博行 (株)三井造船, 昭島研究所, 部長(研究職)
松田 晃一 苫小牧工業高等専門学校, 講師 (10331951)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | サケ / 回遊行動 / 自動追跡船 / 音源方向推定法 / 情報処理システム / コントロールシステム / データ通信 |
研究概要 |
洞爺湖のモデル実験系を利用して、(1)数日間の追跡体制、(2)湖上における正確な位置の把握、(3)同時に複数の個体の追跡、(4)実験者の危険の回避(特に悪天候と夜間)、を満足させるサケの回遊行動自動追跡システムを開発し実用化する目的で、以下の装置およびシステムを開発した。 1)実験個体より発信される超音波音源の方位推定方法の確立と装置の開発。2)追跡用ロボット船の開発。3)ロボット船上の各種情報の処理およびコントロールシステムの開発。4)陸上基地とのデータ通信およびデータ解析・表示システムの開発。5)他の水生動物の行動追跡にも応用可能な実用化の試み。 その結果、平成13年10月17日に洞爺湖において雄ヒメマス成熟個体に小型20kHzピンガーを装着し、ロボット船が66分間、約800m自動追跡することに初めて成功した。本ロボット船は波の静かな湖でのみ使用可能なプロトタイプであり、本研究により開発された装置およびシステムは、今後とも改良しなければならない項目を数多く残している。しかし、これまで解析することが困難であった水中のみを移動する魚類の遊泳行動追跡および軌跡解析に幅広く応用できると考えている。
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