研究課題/領域番号 |
11557029
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森本 兼曩 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20143414)
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研究分担者 |
井岡 達也 大阪府立成人病センター, 医師(研究職)
石川 秀樹 大阪府立成人病センター, 医長(研究職)
竹下 達也 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (20150310)
辻田 敏 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90314319)
小泉 英明 日立製作所, 基礎研究所, 所長(研究職)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | 大腸線種 / 大腸がん / ライフスタイル / 運動 / 脂肪摂取 / 無作為割付 / 臨床試験 / 食事指導 |
研究概要 |
ライフスタイルを喫煙、飲酒、睡眠、運動・睡眠様態、ストレス、労働時間、並びに栄養バランスなどの生活習慣を包括的に評価することにより定量化する方法を考案した。このように評価したライフスタイルと様々な健康度指標(末梢リンパ球染色体変異、NK細胞活性、精神心理的な健康状態、光トポグラフィーによる脳活性化状態、生活労働満足度など)との関連を職域コホート集団を対象に定量的に解析した。末消リンパ球染色体変異量はこれらの健康習慣指数と有意に関連性を持って変化したが、特に喫煙、飲酒、及びストレスが大きな決定要因であった。また、免疫力の代表的な指標であるNK細胞活性もこれら健康習慣指数と有意に関連して変化することが明らかになったが、特にストレス、喫煙、並びに睡眠様態が重要な決定要因として働いていた。また、加齢によるこれら健康度の低下と実年齢との関連から健康年齢を評価する方法を考案し、ライフスタイルによりこれら諸健康指標の改善と共に包括的な健康年齢が大きく変化する重実を明らかにした。 これら健康年齢を評価する手法を用いるとライフスタイルの悪い集団は良い集団に比し加齢の速度が約2倍早い事実も明らかとなった。これらの健康度評価体系を健康人集団に適応することによりライフスタイル変容が実際に健康年齢の若返りを期待できることが科学的に保証される。
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