研究課題/領域番号 |
11557074
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
齋藤 英彦 名古屋大学, 医学部, 教授 (20153819)
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研究分担者 |
恵美 宣彦 名古屋大学, 医学部, 助手
谷本 光音 名古屋大学, 医学部, 講師
直江 知樹 名古屋大学, 医学部, 助教授 (50217634)
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キーワード | マンノース / デンドリマー / DC / SFV / SEREX |
研究概要 |
造血器悪性腫瘍に対する治療法は、制癌剤による化学療法が主体であるが、腸瘍特異抗原を用いた免疫療法も新しい治療法として開発されている。私達は非ウイルスベクターによる遺伝子導入法を開発してきたが、今年度の研究にて、マンノースを結合させたポリマーが単球系の細胞に遺伝子導入を起こす事を発見した。その他に静電的結合を利用する化合物質としては、ポリリジン、ポリアルギニンなどのポリカチオンやデンドリマー(ポリアミドアミン)などを検討した。ベクターの改良点は、哺乳動物細胞で高レベルの発現を得るために、Semliki Forest virus(SFV)の構造を基本構造とした新しいDNA型発現vectorを作製した。SFVはalphavirusの一種で、一本鎖のプラス鎖RNAをgenomeとして有し、その5'側の3分の2には非構造タンパク(replicase)が、3'側の3分の1には構造タンパクがコードされている。Replicaseにより構造タンパクのmRNAが大量に合成される事を確認した。導入する遺伝子をSEREX法にて分離を試みた。患者血清を用いて、スクリーニングをおこない腸瘍にのみ強く発現する遺伝子の配列を確認している。
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