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1999 年度 実績報告書

Bcl-2/Baxトランスジェニック・ノックアウトマウスによる脊髄損傷病態の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11557103
研究種目

基盤研究(B)

研究機関北海道大学

研究代表者

飛騨 一利  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (10238305)

研究分担者 岩崎 喜信  北海道大学, 医学部, 助教授 (00113522)
関 俊隆  北海道大学, 医学部・附属病院, 医員
多田 光宏  北海道大学, 医学部, 講師 (10241316)
キーワードSpinal Cord / Injury / Apoptosis / Bcl-2 / Bax / Transgenic Mice / Knockout Mice
研究概要

本研究計画では細胞アポトーシスの重要な制御因子であるBaxおよびBcl-2の遺伝子改変マウスを用い,脊髄損傷における二次性損傷に続発するアポトーシスの意義を解明し,かつ薬剤治療効果判定のために有用な動物実験モデルを開発することを目的としている.
本年度は遺伝子改変マウスを用いる本実験のための予備的研究として,同系マウスにおける脊髄損傷モデルの確立を行った.
マウスに脊髄損傷を与える装置として,空気圧にて衝撃子を正確に制御できるpneumatic impactor deviceを採用し,独自の改良を加えて,それにより常に同程度の脊髄損傷を作りうる方法の検討を行った.
その結果,
1)第11胸椎の椎弓切除下に脊髄損傷を加えるのが最良であることが判明した.
2)衝撃子の移動距離1mm,移動速度1m/sの時,中等度の脊髄損傷が加わり,約4週間にて神経機能がかなりの程度回復可能であることが判明した
3)病理組織学的にも移動距離1mm,移動速度1m/sでの損傷が適切であることが判明した.
4)神経学的評価方法ではKuhnらの評価方法が最も適切と考えられた.
以上の結果をもとに次年度には実際にBaxおよびBcl-2遺伝子改変マウスを用いて脊髄損傷とその回復における神経細胞アポトーシスの役割についての解析を解析を開始する.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 飛騨一利: "頚部脊椎症に対するチタン性ケージ1年以上使用の経過観察"脊椎脊髄. 13(1). 47-50 (2000)

  • [文献書誌] 飛騨一利: "頚椎2-3椎間障害に対する前方アプローチ -特にinstrumentation 不要の立場から-"Japanese Journal of Neurosurgery. 8(6). 420-424 (1999)

  • [文献書誌] 飛騨一利: "外傷により急性頚髄損傷をきたした頚椎後縦靱帯骨化症の検討"厚生省特定疾患骨関節系疾患調査研究班平成10年研究報告書. 143-145 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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