研究分担者 |
浅野 知一郎 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (70242063)
伊藤 健 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (50251286)
鈴木 光也 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (50302724)
後藤 雄一 国立精神神経センター, 微細構造部, 部長(研究職) (20225668)
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研究概要 |
1) ミトコンドリア遺伝子異常のモデル動物として モルモットにゲルマニウムを与え(0.05%,と0.2%)、1カ月毎に体重測定、聴力測定(ABR)、骨格筋採取(CCO活性)、心臓、肝臓、腎臓採取(電顕)、内耳採取(電顕)を行った。 0.05%ゲルマニウム投与動物は6カ月を過ぎて骨格筋CCO活性が落ち、8カ月頃から難聴と蝸牛の変性が出てきている。0.2%ゲルマニウム投与動物はやや早目に障害が出る傾向にあるがまだ検討中である 2) 二次実験として音響曝露の影響を調べるため 強大音を出せる設備(防音箱,NF回路設計ブロックなど)を準備した.現在 音圧レベルによる難聴の程度 蝸牛障害の程度についてpreliminaryな実験を行っている。 3) ヒト側頭骨から ミトコンドリアDNAを採取する方法を確立し 3243位変異の側頭骨病理について報告した。また、種々のミトコンドリアDNA変異によるphenotypeについても報告した。1555位変異による難聴の特徴,筋病理については投稿中であるがミトコンドリアDNAの他の変異がないこと,ストマイ投与がなくても難聴は起こりうること,症状はないが筋病理で異常があることを初めて示した。
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