| 研究課題/領域番号 |
11557128
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
西脇 弘一 京都大学, 医学研究科, 助手 (90303841)
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| 研究分担者 |
桐生 純一 京都大学, 医学研究科, 講師 (80281096)
田辺 晶代 京都大学, 医学研究科, 助手 (80243020)
本田 孔士 京都大学, 医学研究科, 教授 (90026930)
万代 道子 京都大学, 医学研究科, 助手 (80263086)
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| キーワード | 温度感受性リポソーム / 薬物送達 / 脈絡膜新生血管 / 加齢黄斑変性症 / 光化学療法 / 光線力学療法 / レーザー |
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| 研究概要 |
本年度は、眼底カメラにアルゴンレーザーを組み込むための、眼底カメラの開発および改良を行った。まずアルゴンレーザーを光ファイバーを用いて眼底カメラに導入した。このアルゴンレーザーは188および511nmの波長を含んでいるため、488nmのみを透過させるフィルターを光路に取り付けた。眼底カメラはICG用に改造されているので、アルゴンレーザー専用のハーフミラーを取り付けた。ラットおよびウサギにて蛍光眼底造影が連続して撮影でき、ビデオに録画出来ることを確認した。その後画像を画質を劣化させることなくコンピューターに取り込ませるための高感度、高画質CCDカメラの選定を行い、2台のCCDカメラを購入した。これらのカメラを用いて、ラットおよびウサギの蛍光眼底造影を行い、画像解析を行うことができるシステムができあがった。今後は眼底を11度程度に暖め、リポソームに内包した蛍光物質および光感受性物質を放出させるために、現在のアルゴンレーザーを眼底観察用に用い、ターゲッティング用のレーザ、リポソームから放出された光感受性物質を励起させラジカルを産生させるためのダイオードレーザー、更に2波長のレーザーが必要である。これらの全てのレーザーを光ファイバーで眼底観察用機器に組み込める様に改良をおこなっている。次にリポソームに関しては、フルオレセインではfreeze ＆ thaw法で作成することが最も簡便で効率の高い方法であるのに対して、光感受性物質(フタロサイアニン)では従来からのevaporation法で行った方が良い結果が得られた。また内包させる物質の純度が、温度感受性リポソームの相転移温度に関係し、純度が高いほど相転移曲線が本来のリン脂質のものに近いことが分かった。
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