研究課題/領域番号 |
11557148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小林 賢一 東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (00170316)
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研究分担者 |
誉田 栄一 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (30192321)
関田 俊明 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90236092)
水口 俊介 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (30219688)
加藤 二久 東京都立保健科学大学, 放射線学科, 助教授 (70095107)
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キーワード | 骨ミネラル量 / digital imaging |
研究概要 |
骨ミネラル量の検査は骨粗鬆症でのスクリーニングやインプラント治療の適応を調べるのに必要である。この際、QCTなどの専用機器を用いる必要があり、簡便な方法ではいまだ実現されていない。そこで今回の実験では全顎を一度に撮影できるオルソパントモグラフィー撮影装置を用いて得られたX線画像をもとにして骨ミネラル量定量の可能性を調べた。 参照用楔および被検体楔に骨ミネラル密度が既知である骨ファントム(参照用100mg/cm2刻みステップ・15段・BMC range:100-1500mg/cm2、披験体200mg/cm2刻みステップ・4段・BMC range:700-1300mg/cm2)を用い、撮影装置にX500CR(モリタ社製)、画像読みとりシステムにDenoptix digital imaging system(Dentsply社製)を使用した。撮影は管電圧60kV管電流10mAsの条件の下で、参照用楔の位置を下顎骨の右側大臼歯相当部に固定し、披験体楔の位置を下顎骨の左側に配置し、1)断層撮影軌道の内側と外側、2)近遠心的な位置(小臼歯相当部、大臼歯相当部)と変化させながら行った。 披験体の位置を近遠心的に固定して、内側・外側と変えた場合、小臼歯部ではすべての領域で測定値に差があるとはいえず、大臼歯部では900mg/cm2以上の領域で差がみられた(P<0.05)。披験体の位置を内側または外側に固定し、近遠心的な位置を小臼歯部、大臼歯部と変化させたとき、大臼歯部に配置するほうが有意に大きい測定値を得た(P<0.05).またいずれの場所においても測定値は全領域で実際の値よりも小さくなった(P<0.05)。 今後、測定値と真の値の相関を調べ、常に安定した値を得られるよう検討する必要がある。また、測定部位を固定して経時的変化をとらえられるシステムに発展させる予定である。
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