研究課題/領域番号 |
11557204
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
清島 満 岐阜大学, 医学部, 教授 (10171315)
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研究分担者 |
和田 久泰 岐阜大学, 医学部, 助手 (10283300)
斎藤 邦明 岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (80262765)
湊口 信也 岐阜大学, 医学部, 助教授 (20190697)
斎藤 和典 第一化学(株), 診断薬研究所, リサーチマネージャー
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キーワード | Lipid-free apolipoprotein / ELISA / Coronary heart disease / Atherosclerosis / preβ HDL |
研究概要 |
Lipid-poor apo A-IをSuperdex 200とSuperdex 75の連結FPLCにて分離を試み、基礎的検討および一部臨床例の血清サンプルを用いてその測定を行った。まず基礎的検討における知見として、目的とするLipid-poor apo A-IはFPLCにおいて血清サンプル注入35分-48分後の大きなピーク(分画I)の後の48分-52分に小さなピーク(分画II)として認められた。この分画IIを二次元電気泳動したところ、従来のpreβ HDLの泳動位置にスポットされた。また分子量は約55,000であり、少なくともapo A-Iのみの単体(MW:28,000)ではなく、微量の脂質を含有するリポ蛋白と推定された。 動脈硬化性疾患と健常者の血清について分画Iと分画II(Lipid-poor apo A-I)をapo A-I濃度として比較検討した。動脈硬化性疾患においては分画IIが有意に高値であった。特にプロブコール投与中の患者におぴては高値を示した。また分画Iが血清apo A-IやHDL-Cと正の相関を示したのに対し、分画IIはこれらパラメータと有意の相関を示さなかった。現在さらに症例数を重ね、またCETP活性との関連性についても検討中である。
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