研究課題/領域番号 |
11557209
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大池 美也子 九州大学, 医療技術短期大学部, 教授 (80284579)
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研究分担者 |
鬼村 和子 九州大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (70185627)
北原 悦子 九州大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (60204905)
大喜 雅文 九州大学, 医療技術短期大学部, 教授 (10160441)
桝崎 美奈子 九州大学, 医療技術短期大学部, 助手 (90315151)
長家 智子 九州大学, 医療技術短期大学部, 講師 (70207976)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | ビデオオンデマンド / 看護学教育 / 基礎看護技術教育 / 教育教材 |
研究概要 |
本研究は、看護学生の主体的な学習を.目指して、基礎看護技術の各単元から、「間違いさがし」をテーマとした内容をビデオオンデマンド(VOD)教材として開発することを目的とした。 平成11年度では、当医療技術短期大学部看護学科における看護技術教育のねらい(看護技術の反復練習と思考能力の育成)を確認するとともに、教材開発に向けたシナリオ作成を行った。また、VQD教材開発の事前準備として、「注射の準備」をテーマとしたビデオ教材を作成し、それに対する看護学生の評価を行った。 平成12年度以降では、基礎看護技術教育の単元から、「注射の準備」、「体位変換」、「血圧測定の準備」、「血圧測定」をVOD教材として作成した(ビデオ映像及び間違い指摘の質問・回答用紙)。これらの教材を用いて、看護学科1年生、2年生を対象に演習を10回(平均所要時間78.4分)行った。その結果から、VOD教材が、1)学習に対する関心を高め、学習の動機付けとなる、2)繰り返し視聴できることから、看護学生の,さまざまな気づきや観察の視点を把握できる、3)入力操作への負担は少なく教材として活用できる可能性がある、などが明らかになった。 平成13年度では、VOD演習による学習結果の対応について検討し、VOD教材による演習を以下のように修正した。授業時間内(VOD演習終了後)に「間違い探し場面」の正解編を放映するとともに、VOD演習の回答結果をすぐに返却できるようコンピュータ画面上の回答用紙のスタイルを変更した。 作成したVOD教材は、デジタルビデオラィブラリーとして当短大のホームページに保存されている。看護技術の自己学習に向けて活用するとともに、このような教材による学習をどのように評価していくかが今後の課題である。
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