研究課題/領域番号 |
11558011
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
吉田 俊久 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90016395)
|
研究分担者 |
清水 誠 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (30292634)
片平 克弘 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70214327)
町田 彰一郎 埼玉大学, 教育学部, 教授 (60008737)
芦田 実 埼玉大学, 教育学部, 教授 (30125166)
|
キーワード | 教員養成 / 理数科教育 / 情報化社会 / マルチメディア / ホームページ / 化学実験教育 / 地域教育情報網 |
研究概要 |
今日、21世紀に向けて科学技術の発達による高度の情報通信社会の到来を信じない者はいない。そんな時代の変革期には教育内容の改善が要請されるのも当然である。とりわけ、理数科教育の改善が必須で、教員養成の教育内容の検討・改善は急務である。そこで本研究は、大学の教員養成過程の理数科教育のカリキュラム、教育内容を情報化社会(情報教育も含む)の視点で改善・改良を行い、さらにその効果をネットワーク上に開放し地域教育情報網の構築・発信を目的とした。本年度は以下の成果を得ている。 まず、理科教育、数学教育の見直し・検討を行った。観察・実験の支援を具体化し、データベースを作成し、教材開発を始めた。当然、その教材はデジタル化、マルチメディア化(静止画だけでなく動画も取り込む)されたものである。次いで当初の計画よりも早く、得られた成果の一部をネットワーク上に載せることも部分的には試行できた。ネットワーク上に載せたものは、いまだ教育学部の学生、大学院生(特に現職教員)、また埼玉県内の小、中学校および高校の先生など一般に、利用してもらうレベルにまでは至っていない。具体的には化学実験教育に限定すると(1)実験器具、(2)実験操作、(3)安全実験、の面での指導・支援において画像情報のデジタル化、マルチメディア化ができた。その結果、HTML言語によるホームページ(http://chem1.Science.Face.Saitama-u.Ac.Jp/)が未完成ながら開設できた。平成12年度は理数科教育の見直しを、新学習指導要領に準じて行うと共に、教材のマルチメディア化も完全なものにするため再検討する。さらに開設できたホームページも埼玉県内の地域教育情報網とリンクを張り、情報の発信を完全なものにする予定である。
|