平成12年度以降は、平成11年度に開発した実験機を用いたアプリケーション開発を行った。さらに、システムの拡張、被験者を用いたシステムの総合評価を行った。 (1)アプリケーション開発 ・理科学習支援アプリケーション 理科の教科書のページ開閉に伴い、自動的に対応する実験のビデオが前方に表示した。また、CGシミュレーションは机上に投影され、手を使って実際に体験することが可能とした。 (2)ビデオ表示用ディスプレイの付加 机上は本等が置かれているため、ビデオ映像のようにある程度大きな画面には机前方に別なディスプレイがあるほうがよい。そこで、新規購入したビデオ映像表示用プラズマディスプレイを机前方に設置し、バーコード情報に基づき対応するビデオデータをビデオサーバ(新規購入)から検索し表示した。プラズマディスプレイを使用する理由は、奥行きの薄さにある。10cm程度の薄さのディスプレイは実用化された場合の机設置面積を小さく押えることができる。また、オフィス等での使用を考慮した時、パーティションの機能も合わせ持つことができた。 (3)評価実験 システムの評価は、付近の中学、高校の学生を被験者として、システムを使用してもらい、感想を聞いた。
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