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2000 年度 研究成果報告書概要

学習者の活動履歴に適応する遠隔教育のためのサーバシステムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 11558021
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 教育工学
研究機関釧路工業高等専門学校

研究代表者

野口 孝文  釧路工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (20141856)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
キーワード遠隔教育 / 学習支援(CAI) / 教材配送 / サーバ / 活動履歴 / IntelligentPad / オブジェクト指向
研究概要

研究成果は以下のとおり.
本研究の目的は,環境型学習支援システムの教材を提供する遠隔学習のためのサーバシステムを実現するシステムアーキテクチャを開発することである.学習者は,開発したシステムを利用することによって,複数の学習支援システムを統合した学習環境を学習者ごとに構築することができる.
さらに,本研究では,この学習者ごとに作られた学習環境にある部品や道具の情報と,学習者の活動履歴(これも学習者側に記録されている)を利用して,サーバが提示するカリキュラムや教材の種類を学習者ごとに変えるシステムを実現する.
本研究の開発には,北海道大学が開発したIntelligentPadを用いている.IntelligentPadは,機能を持ったパッドと呼ばれる-部品を紙と同様の貼り合わせ操作によって,より複雑な機能を持った部品を構築するシステムである.
本研究では,学習者の活動履歴によって教材を配送するための基盤システムを開発した.ここで,学習者の活動履歴は,学習者のコンピュータ上における活動履歴を利用することによって,複数の異なるサーバを利用しても,必要な教材が配送できるようにした.開発したシステムおよびフレームワークの項目を示す.
(1) サーバ用コンピュータから教材を配送し,クライアント測コンピュータで受け取るためのフレームワーク.
(2) クライアント側の状態に応じて,サーバ側に要求するデータの種類を変えるためのフレームワーク.
(3) サーバとクライアントにあるパッドオブジェクトを連携する分散オブジェクトの開発.
(4)(3)を介することによって,サーバのパッドとクライアントのパッドを自由に組み合わせ連携するフレームワーク.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 野口孝文: "プログラミング実習のためのツールキットを用いたマイクロワールド"教育システム情報学会誌. 36・4. 208-216 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 野口孝文: "ユーザの活動履歴の配送と編集を可能にする授業支援システム"電子情報通信学会2000年総合大会 (情報・システムI). 283-284 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 野口孝文: "組み合わせと配送が可能な教材を持つ授業支援システム"人工知能学会知的教育システム研究会報告書. IES-A001. 41-47 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] NOGUCHI,T., TANAKA,Y.: "The Microworld with the Toolkit System for Practice of Programming."Transaction of Japanese Society for Information System in Education. 36-4 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] NOGUCHI,T.: "A Lecture Supporting System with Distribution and Edit Function of User Operation History."Proceeding of the 2000 IEICE General Conference, Information and System. (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] NOGUCHI,T.: "A computer-Assisted Instruction System with the Educational Materials which can be Composed and Delivered."Proceeding of SIG-IOES (JSAI). IES-A001. (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2002-03-26  

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