研究課題/領域番号 |
11558023
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | メディア教育開発センター |
研究代表者 |
菊川 健 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (80056001)
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研究分担者 |
井出 定利 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (00280545)
STEVEN Tripp 会津大学, コンピュータサイエンス学科, 教授 (90271585)
永岡 慶三 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90127382)
近藤 智嗣 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助手 (70280550)
川淵 明美 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (30195135)
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キーワード | 動画素材 / データベース / 高等教育 / 放送大学授業番組 / インサート素材映像 / ショット / 教育メディア / VR |
研究概要 |
メディア教育開発センターは、長年に渡って放送大学の授業番組を制作している。番組制作においては、学術・教育に資する様々な内容の動画素材が使用されているが、これらは他の高等教育では類のない、計画的、組織的、積極的な動画素材活用の典型といえる。高等教育における動画素材の利用場面は、教育(授業、教材開発)、研究、展示が主なものであるが、これらを支援する動画素材データベースの構築手法を明らかにする目的で、放送大学授業番組に用いられた動画素材の分析を試みた。 「平成8年度に制作した放送大学授業番組の中から、6つの専攻(生活と福祉、発達と教育、社会と経済、産業と技術、人間の探求、自然の理解)別に4科目ずつ選び、各科目15回中第7回の番組に使用されたインサート素材映像」、及び、「生物有機化学(自然の理解専攻)第1回〜第15回の番組に使用されたインサート素材映像」を対象に、(1)ショット数、(2)ショットの継続時間、(3)ショットの分類、(4)ショット間の関係を調べた。その結果、(1)45分間の番組中、ショット数25,継続時間計7分30秒の動画素材が用いられていること、(2)1ショットの継続時間は、最大3分16秒、平均18秒、18秒以下のショットは全体の75%に及ぶことがわかった。 また、動画素材の効果的・効率的編集技法を明らかにすることを目的として、過去に開発した高精細静止画データベースの中からサン・サヴァン教会堂の壁画画像を素材として再利用し、これに新規に収集した動画素材、音響素材等を組み合わせて、VR技術により空間の再現を試みた。さらに、研究機関や大学に蓄積されている知的資源(動画素材)のデータベース化、共有化と再利用を目的として、COEのひとつである東京大学海洋研究所の3部門の研究資料の電子化を行った。
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