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2000 年度 実績報告書

関数依存グラフを用いたプログラム分類と再利用環境に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11558034
研究機関愛知県立大学

研究代表者

山本 晋一郎  愛知県立大学, 情報科学部, 助教授 (40240098)

研究分担者 大久保 弘崇  愛知県立大学, 情報科学部, 助手 (40295580)
粕谷 英人  愛知県立大学, 情報科学部, 助手 (10295579)
吉田 敦  和歌山大学, システム情報学センター, 講師 (50283495)
キーワード再利用 / 開発環境 / 関数依存グラフ / CASEツール
研究概要

本研究は,10-100万行規模のソフトウェアを対象として
(1)ソフトウェア・ライフサイクルの下流工程を支援するさまざまなツールで利用可能なプログラムパターンの定式化を完成させる
(2)ソースプログラム群からプログラムパターンを効率的に同定し、既存のソースプログラムをプログラムパターンによってタグ付けして分類するシステムを実現する
(3)タグ付けされたソースプログラム群を効率的に蓄積・表現・検索する手法を確立する
ことを目的とした研究である.
平成12年度は.近代的なプログラミング言語では,関数ライブラリの存在が必要不可欠であり,ライブラリ関数の組み合わせがプログラミングのキーとなることに着目し,プログラミングのノウハウを,ライブラリ関数の組み合わせであるととらえ,それを表現するモデルである関数呼び出し依存グラフを提案した.このグラフは,ライブラリ関数を語彙とし,制御構造を文法としたソースプログラムの抽象化と捉えることができる.
また.大量のソースプログラム群に対して関数呼び出し依存グラフを生成し,データベースに格納する手法および.そのデータベースに対する検索手法を示した.これらは,サンプルプログラム提示機能.コーディングチェッカ等のプログラミングナビゲーションの基本的な機能の実現のための要素技術である.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Fukuyasu Naoki,Yamamoto Shinichirou,Agusa Kiyoshi: "An Evolution Framework based ou Fine Grained Repository"Proceedings of International Workshop on Principles of Software Evolution. IWPSE99. 43-47 (1999)

  • [文献書誌] 大橋洋貴,山本晋一郎,阿草清滋: "ソフトウェア空間をトラバースする柔軟な検索"日本ソフトウェア科学会第16回大会論文集. 16. 149-152 (1999)

  • [文献書誌] 安原継二,山本晋一郎,阿草清滋: "オブジェクト属性を利用したソフトウェアの視覚化"日本ソフトウェア科学会FOSE2000. VII. 189-196 (2000)

  • [文献書誌] 尾崎憲幸,山本晋一郎,阿草清滋: "プログラムの正規化に基づいた差分抽出法の提案"日本ソフトウェア科学会FOSE2000. VII. 197-204 (2000)

  • [文献書誌] Shinichirou Yamamoto,Agusa Kiyoshi: "Source Program Archives Site : A Step toward Cooperation of Open-source Movement and Software Engineering"Proceeding of International Symposium on Principles of Software Evolution 2000. 213-222 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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