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1999 年度 実績報告書

生体内張力計測用マイクロフォースセンサの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 11558114
研究種目

基盤研究(B)

研究機関立命館大学

研究代表者

山本 憲隆  立命館大学, 理工学部, 助教授 (40210546)

キーワード張力 / 荷重 / フォースセンサ / 生体内 / ひずみゲージ / 腱 / 靭帯
研究概要

1.電気抵抗線ひずみゲージを用いたマイクロフォースセンサの試作と評価
電気抵抗線ひずみゲージを2mm×1.5mmのステンレス鋼製の板ばねに接着することにより,マイクロフォースセンサを試作した.このセンサを腱や靱帯に挿入すると,線維方向に作用する張力によって板バネに曲げが生じる.このとき生じた曲げひずみをひずみゲージで検出し,作用する張力を測定した.ひずみゲージには,自己温度補償型を用い,温度変化による零点変動が起こらないようにした.ひずみゲージは板バネの凸面にエポキシ樹脂系接着剤で張り付けた.ゲージのリード線は,ゲージの長軸方向に対して直角に曲げ,断線しないように先端に切り込みを入れたポリエチレンチューブ(内径0.4mm,外径0.8mm)に通し,板バネを挟むようにシアノクリレート系接着剤で接着した.さらに,ゲージを体液から保護し,運動時にリード線に張力が加わってもゲージが剥離しないように,ポリエチレンチューブも含めてゲージの表面をエポキシ樹脂系接着剤で被覆した.この試作したセンサをラツト膝蓋腱に挿入し,トレッドミル上で走行させたり,ジャンプ運動をさせて,膝蓋腱に作用する張力を計測した.その結果,膝蓋腱に作用する張力を正確に計測することができた.
2.光ファイバーひずみゲージの性能評価
ステンレス鋼製の板に光ファイバーひずみゲージを接着し,この板に種々の負荷を作用させた時に生じるひずみを測定した.その結果,このゲージにより規定のひずみ量が検出できることを確認した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山本憲隆,高内政美: "種々の運動中におけるラット膝蓋腱の生体内張力"第26回日本臨床バイオメカニクス学会. 135 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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