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2000 年度 実績報告書

博物館データベースの共用化のための基礎的開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 11559004
研究機関東京大学

研究代表者

田賀井 篤平  東京大学, 総合研究博物館, 教授 (40011738)

研究分担者 西秋 良宏  東京大学, 総合研究博物館, 助教授 (70256197)
西野 嘉章  東京大学, 総合研究博物館, 教授 (20172679)
大場 秀章  東京大学, 総合研究博物館, 教授 (20004450)
高槻 成紀  東京大学, 総合研究博物館, 助教授 (00124595)
諏訪 元  東京大学, 総合研究博物館, 助教授 (50206596)
キーワード博物館データベース / 画像のデジタル化 / 共通フォーマット / リレーショナル / HTML
研究概要

全国の大学博物館で独自に整備しつつあるデータベースのフォーマットや諸外国で整備されているデータベースのフォーマットを調査して、異なった専門分野間で共通する入力項目を検討し、国際的に汎用なデータベースを構築・共用化することが現実に可能かを研究した。その際に、大学博物館の中で、部門共通データベースの構築が先行している東京大学の例を提示した。即ち、
1 試料のデジタル情報化
収蔵標本の画像データベース作成は、標本の撮影と撮影画像のPhoto CD化によってデジタル化をおこなう。35mmフィルムで最大画像3072X2048ドット、大判サイズではProphoto CDによる6144X4096ドットである。特に高精細が要求される場合にはTIFFまたはPNG形式で保存する。各画像はPhoto CDのボリューム名pcd^<****>:^<****>とCD内の画像番号で一意に登録される。画像に対して行われた処理の情報(例えば拡大、縮小、回転など)は画像データベースとして記録されている。
2 収蔵資料データベースへの登録
Photo CDデータベース、画像データベース、及び収蔵資料画像データベースは同じリレーショナルデータベース上の、別々のテーブルとして記録される。収蔵資料データベースへのデータ入力は市販のソフトウェアで入力されるが、これらをタブ区切り形式で出力して、それらをスクリプト言語で一括処理して収蔵資料データベースへの記録形式に変換・登録する。
3 検索用webページの作成
検索のための標準的なCGI(今後はPHPあるいはJAVA)を作成する。
4 HTML文書
博物館での図録などの文書試料はHTML化してwebブラウザで閲覧できるようにする。HTML化した文書は全文検索データベースが利用できる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] T.Tagai et al.: "Catalogue of mineral specimens in the University Museum, the University of Tokyo Part III"Mat.Rep.Univ.Mus.Univ.Tokyo. 42. 1-66 (2000)

  • [文献書誌] T.Tagai et al.: "Catalogue of mineral specimens in the University Museum, the University of Tokyo Part IV"Mat.Rep.Univ.Mus.Univ.Tokyo. 45. 1-334 (2000)

  • [文献書誌] H.Ohba et al.: "Five new species of Oxytropis from the Kunlun and the Hoh Xil Mountains, NW China"Bull.Matm Sci.Mus.. B-26. 43-59 (2000)

  • [文献書誌] H.Ohba: "The type and identity of Rosa luciae Rochebr.& Franchet ex Crep. and varieties described by Franchet and Savatier"J.Jap.Bot.. 75. 148-163 (2000)

  • [文献書誌] T.D.White et al.: "Jaws and teeth of Australopithecus afarensis from Maka, Middle Awash, Ethiopia"Am.J.Phys.Anthropol.. 111. 45-68 (2000)

  • [文献書誌] S.Takatuki and Y.Matsuura: "Higher mortality of smaller sika deer fawns"Ecological Research. 15. 237-240 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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