研究課題
近代日本のナショナリズム形成にかかわる問題として、「武士道」の語りを、戦後日本にも現在進行形で継続するものとして考察してきたが、それを「語りの中の「武士道」-批判的系譜学の試み」として日本思想史学第33号にまとめた。また、近世の自国意識については、東アジアの華夷秩序論、華夷思想研究等の先行研究の収集に終始した。東アジア関係史をも念頭におきながら、自国意識を言語化する際に果たした役割について、神道と儒教の対照的な言語に着目している。次年度には具体的成果としてまとめたい。
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