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1999 年度 実績報告書

中学校入学時の生徒と保護者の適応援助のための教育的介入プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 11610124
研究機関福岡教育大学

研究代表者

小泉 令三  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90195644)

キーワード中学校入学 / 学校適応 / 介入プログラム / 環境移行 / 適応援助 / 社会的スキル / 学校・家庭連携 / 中学校
研究概要

本年度は3年計画の初年度にあたり,主に研究協力校(中学校)の選定および来年度の研究実施のための交渉と,介入プログラムの内容検討が中心であった。具体的には,1 複数の公立中学校を研究協力校として選定することができた。これにより,学校間の状況の相違を越えた教育的介入プログラムの効果測定が可能になると考えられる。2 新入生向けのプログラムとしては,新環境移行事態での社会的スキルの向上を中心とした内容を計画している。実施形態(間隔をおいて実施する分散形式と,新入生合宿での集中形式)と実施時期(中学校入学直後と,それ以外)に関して,プログラムの効果を測定する予定である。3 保護者への援助策として,中学校入学説明会に注目し,本年度は主に研究協力校の実態把握を行った。具体的には,これまでの実施内容や実施状況について聞き取り調査し,さらに2000年1月から2月にかけて実施された説明会を観察した。4 関係諸学会での資料収集に努めるとともに,学校心理学およびコミュニティ心理学で業績を有する米国人研究者を訪問し,プログラム実施計画に関するレビューを受けた。また,学校と家庭との連携強化を目的とした米国でのカリキュラムの実態に関しても資料を得ることができた。
以上の準備状況と経過をふまえて,次年度は新入生向けプログラムの実施と効果の測定を行う。また,保護者を対象にしたプログラムとしては,入学説明会の改善および中学校側からの情報提供面での工夫点を検討し,実施に移す予定である。できれば,米国以外の諸外国の資料も加えて,幅広い視点から検討を重ねるようにしたい。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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