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2000 年度 研究成果報告書概要

情報リテラシー育成のための方策の研究-情報リテラシー教育の効果分析-

研究課題

研究課題/領域番号 11610130
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関東京国際大学

研究代表者

鈴木 裕久  東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (50013040)

研究分担者 川上 善郎  成城大学, 文芸学部, 教授 (00146268)
研究期間 (年度) 1999 – 2000
キーワード情報 / 情報リテラシー / 教報教育
研究概要

11年度には小・中学の生徒と教師、PC講座等の受講生とインストラクターに対して詳細面接を実施した。それによって得られた知見に基づいて12年度に小学5年生415名と中学2年生482名(東京23区の公立校からなるべく代表サンプルになるように抽出)、企業等主催の成人向けPC講座・スクールの受講者401名(NHKなどの機関のうち協力をしてくれた5機関からのサンプルで代表性はない)に対して調査を実施。<小・中学生調査>(1)情報に関する知識は当然中学生の方が小学生より多い。男子の方が女子より知識あり。(2)小学生、中学生とも、大多数がPC好き。(3)コンピュータ操作に限って情報リテラシーを見ると、中学生になると分散が大きくなり、早くも能力の格差が生じてきている。(4)情報に関する知識もコンピュータ操作能力も、家族がPC利用者であると高くなる。つまり身近にできる人を置くことが重要。(5)一般に教科の成績と情報リテラシーは相関あり。これは、情報リテラシーも学業成績と同様に一般的知的能力によって規定されていることを示唆。また教科の好き嫌いでは小学生では算数、社会、中学生では国語、社会、理科が関係あり。(6)学校や家でPCを使うものほど、またINを利用するものほどリテラシーが高い。因果は双方向的であろうが、とにかく使用させることが重要。<成人調査>(1)性、年齢に関係なく受講者の約90%がすでにPCを使用。10年以上前からのものも16%いる。文書作成、IN、ゲームが多い。(2)「仕事で必要」がきっかけ。(3)IN、メールは75%がすでに利用。PC関連知識は高い。(4)PC以外の家庭用情報機器操作能力は男>女、若年>高年。(5)学習者の大多数はPC好き。ただ、用語が難しいと不満あり。(6)INやメール使用、若年、ビデオや電卓操作、データベース作成や写真等修正希望、読書、理科・英語好き、友人が利用、etc.がリテラシー向上の重要な条件。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 東京大学社会情報研究所: "日本人の情報行動2000"東京大学出版会. 344 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] "Institute of Socio-Information and Communication Studies, The University of Tokyo"Information Behavior of the Japanese 2000.. The University of Tokyo Press. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2002-03-26  

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