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1999 年度 実績報告書

幼稚園児の偏った行動解釈と攻撃性・愛着との関係

研究課題

研究課題/領域番号 11610153
研究機関宮崎国際大学

研究代表者

桂田 恵美子  宮崎国際大学, 比較文化学部, 助教授 (90291989)

キーワード就学前児童 / 攻撃性 / 偏った行動解釈 / 愛着
研究概要

就学前児童が他人の行動の意図を正確に判断できるかどうかを測定するためのビデオテープを作成するために、アメリカで作成した同様のビデオテープを保育所の先生方に見てもらった。先生方の意見をもとに、使えるシナリオを選びだし、更に、保育所でよく見られる似たような他の状況を挙げてもらい、それらに基づいていくつかのシナリオを付け足した。地元の児童劇団にその演技を依頼し、ビデオテープを作成した。作成された全てのシーンを大学生に見せて、そのコンセンサスの高い10のシーンを選び、子供に見せるビデオテープとした。この10のシーンは、明らかに故意になされた攻撃的行動(例えば、ボールをぶつけて喜ぶ)と偶然におこった攻撃的行動(誤ってボールをぶつけた)とそれぞれ半分づつからなっている。宮崎にある4つの保育園の3-5歳児、約150人にこのビデオテープを見せて、子供の行動解釈の正確さを測定した。
子供の母親には、子供の気質、愛着度、問題行動の評定、母親自身の養育態度、日常の子育てに関するストレスを測定する質問をまとめた「母と子に関する質問紙」の冊子を作り、それに答えてもらった。更に、保育園の担当の先生には、それぞれの子供に対して「就学前児童の行動に関する質問紙(Preschool Behavior Checklist)」に答えてもらった。現段階では、全てのデータ収集が終了し、コンピューターへの入力も終わった。来年度は、これらのデータを分析し、それぞれの変数の関係を探る予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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