研究課題/領域番号 |
11610206
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
北島 英治 東海大学, 健康科学部, 教授 (30276860)
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研究分担者 |
藤林 慶子 北海道女子大学(北海道浅井学園大学), 人間福祉学部, 講師 (60316289)
岡田 進一 大阪市立大学, 生活科学部, 講師 (20291601)
西村 秋生 国立医療, 病院管理研究所・医療経済研究部, 主任研究官
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キーワード | 精神保健福祉士 / 精神科ソーシャルワーク / GAF / 自立生活能力 |
研究概要 |
平成12年度の調査にあたり、精神科ソーシャルワーカーの援助過程における評価基準とするアセスメント用紙を提案することが可能となった。前年度の調査により、まずアセスメント用紙に関する文献検索を行い、その結果精神障害者の自立判定基準評価基準として、GAF(The Global Assessment of Functioning,機能の全体的評定尺度)と厚生省大臣官房精神保健福祉課作成の精神障害者ケアガイドライン検討委員会版ケアアセスメント票の中の自立生活能力項目を使用することとした。 調査対象者・調査者・調査方法を決定し、その調査対象者は、精神分裂病と診断された外来通院中、入院中の患者とした。調査者は、精神病院又は一般病院精神科又は精神保健センターに勤務する精神科ソーシャルワーカー(勤務年数等は問わない)とした。 本研究でいう自立とは、地域内生活者(外来通院者)と病院内生活者(入院者)とに分け、前者を地域内自立として捉えた。つまり、病院内生活者(入院者)は、病状又は何らかの理由から地域内自立が困難な状態であると仮定した。以上の2つの評価基準により、地域内生活者と病院内生活者の班別が可能であるという仮説を立てて調査を実施した。 本研究により、自立と考えられる地域内生活者と病院内生活者はGAFと精神障害者ケアガイドライン自立生活能力項目により、ある程度の判別ができることを示唆することがわかった。そこで精神科ソーシャルワーカーの援助過程において、自立支援を行っていく上で、2つのアセスメントは評価基準として利用できることが可能であると考えられる。ただし、最終的な精神科ソーシャルワーク援助過程における評価基準は、対象者の多様性があり、それを考慮し、新たな研究を深める必要性があることも必要である。
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