• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

社会学における映像の高度利用に関する研究(映像の教育利用を中心に)

研究課題

研究課題/領域番号 11610209
研究機関東洋大学

研究代表者

高橋 一男  東洋大学, 国際地域学部, 教授 (70206796)

キーワード社会学教授法 / 映像社会学 / 教育コミュニケーション / 映像コミュニケーション / マルチメディア
研究概要

本研究は映像を活用した実践的研究であり、教育コミュニケーションの補助手段として映像を利用するための「素材ソフト」を制作し評価を受けることで、社会学教育の教授法発展に寄与することを目的とした。また、社会学研究における映像利用の視点から映像社会学の研究動向を整理することもその目的に含まれる。
本年度は3年計画の最終年度にあたり、評価分析を踏まえた「素材ソフト」の最終版の制作にあたった。前年度に刊行した『改訂版 社会調査の基礎』(放送大学開講科目の補助教材として)、および『Rice in Asia:Lives of Seven Farmers』のCD-ROM版を制作し公にした。
CD-ROMの制作にあたり2名の専門家から評価を受けた。Dr.J.Summerville(Nanyang Technological University,Singapore)からは、おもに映像の取り込み方の工夫、WEBデザインの詳細などについてテクニカルな側面から多くの示唆を得ることができた。Dr.D.Harper(Duquesne University,Pittsburgh)からはコンテンツ全体における訴求点の構成とシナリオ立て、それらに対応した効果的な映像資料の使い方など映像社会学的な質的情報の活用法について貴重なアドバイスを得ることができた。
また、国際映像社会学会年次総会(2001年7月、ミネソタ大学)で上記制作物を用いた発表を行い、意見交換によって多くの示唆や今後の映像利用へのヒントを得ることができた。とりわけ教育における映像利用の重要性とますます発展する電子メディアへの応用が急務であるのと、社会学研究の方法、手段、対象としての映像利用に関してさらなる理論の整理が必要であることが認識させられ、日本における映像社会学の構築に方向性を見出すことができたことが成果である。

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi