研究概要 |
1.わが国の女性地方議員の現状と比較検討することによって、わが国における女性の政治的過少代表をもたらしている要因を分析するため、スコットランドにおいて女性地方議員に対するインタビュー調査を実施した。インタビューした議員は以下の9名である: K. McKenzie (Edinburgh)、M. Morton, M. Lennie, L. MaDonald, S. Stuart, C. Lorraine, JmcEwen, S. Bushby, S. Kennedy総時間数10数時間におよぶインタビュー・テープは全てトランスクリプトを終了した。 2.主としてStirllng大学図書館を中心に、Women in Politicsのテーマの下で、資料収集を行った。 3.スコットランドの地方政治研究の第1人者であるLincolne大学のProf Hugh M Bochelを中心とする研究グループと、「日本、英国の女性の政治的過少代表についての比較研究」のテーマでセッションを開催し、意見交換を行った。 4.6月26〜30日にUniversity of New south WalesとUniversity of Sydneyで開催されたJapanese Studies of Australia Associationの2001 Biennial Conferenceにおいて、"Women's Voice in Local Politics : how Do women Stand for And Campaign at Local Politics"のタイトルで、平成11,12年度の研究成果の一部を発表した。 5.平成12年2〜3月に実施した「全国女性地方議員調査」の調査結果の最終的なデータ・クリーニングを終了し、データ分析を行った。本調査によって得ることの出来た回答数は1679、議会レベル別の内訳は都道府県議会議員80b、市区議会議員799、町村議会議員794であった。これらの結果はHP上で公開するとともに、調査報告書にも掲載する。
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