1、研究論文の執筆 昨年に引き続き、岡山孤児院の運営体制の構造と内容を3編の論文にまとめた。そのテーマは別紙に記したが、今回は、石井十次院長永眠前後の1913(大正2)年から1918(同7)年までの運営の実態を解明することが出来た。 2、『末藤新市日誌』の解読 新たに1894(明治27)年9月から1895(同28)年1月までの『末藤新市日誌』が発見されたので、その解読を行った。 3、資料整理と調査 (1)石井記念友愛会の「石井十次資料館」の整理を実施 昨年までは、他の研究者と共同で、簿冊文書のすべてについて整理し、目録化を完了したので、今年からは書簡類や1枚文書の整理と目録化の作業に入った。 資料整理を実施した期間は、2001年8月28日から9月7日までと2002年3月24日から31日までである。 (2)仙台キリスト教育児院の資料調査 岡山孤児院史研究を深めるため、同院から直接影響を受けたであろう同時代の施設との比較研究が必要と考え、仙台キリスト教育児院をその対象とし資料調査を始めた。 資料調査期間は、2001年9月12日、10月5日、12月3日である。 (3)「石井十次記念館」の建物実測調査 2001年11月23日に実測調査を実施し、平面図等を作成する。
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