研究分担者 |
西森 敏之 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (50004487)
斎藤 紘一 東北大学, 大学教育センター, 教授 (90004457)
小林 甫 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90002146)
射水 雄三 北見工業大学, 工学部, 助教授 (10125388)
細川 敏幸 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (00157025)
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研究概要 |
小笠原は,訪問調査や文献調査の方法により,1990年代の大学および大学院改革について検証した。特に学士課程教育について,その考え方とその実態がこの10年間のうちにどのように変化したかを一般教育を中心に考察し,今後の研究大学における学士課程の在り方について提言を行った。アメリカの2つの大学を訪問して得られた知見を,「大学教育改革現地報告」として別にまとめて発表した。小林は,アメリカと日本の教養教育改革の比較研究を行った。また北大工学部の卒業生6,500人のアンケート調査結果を解析して,工学部・工学研究科の改革および将来像および大学全体の方向性について提言を行った。この結果は,北海道大学のホームページ等で公表された。西森は,大学の数学の授業でどのようなことが起きているかを検証し,学生の気質や学力の変化に対応して,教育能力を向上させ授業内容を改革する必要性を強調した。細川は,アメリカにおける授業改革について調査し,WebCTなどの教育支援ソフトがごく近い将来アメリカの大学教育の中心になるだろうと予測した。射水は,工学系学生のためのオンライン情報リテラシー演習を企画・実施し,演習内容のみならず管理・運用面を含めたシステム全体の検討を行った。 以上を要するに,理工系学士課程の教育理念とカリキュラムの変化を歴史的に検証する一方,現在進行中の教育理念とカリキュラムの変化を分析して,次世代の理工系教育について具体的な指針を得た。
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