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2000 年度 実績報告書

理工系学士課程の新しい教育理念とカリキュラム改革

研究課題

研究課題/領域番号 11610239
研究機関北海道大学

研究代表者

小笠原 正明  北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60001343)

研究分担者 西森 敏之  北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (50004487)
斎藤 紘一  東北大学, 大学教育センター, 教授 (90004457)
小林 甫  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90002146)
射水 雄三  北見工業大学, 工学部, 助教授 (10125388)
細川 敏幸  北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (00157025)
キーワード高等教育 / カリキュラム改革 / 理工系学士課程 / 大学改革 / 教育理念 / 授業法 / メディア利用教育 / 教養教育
研究概要

小笠原は,訪問調査や文献調査の方法により,1990年代の大学および大学院改革について検証した。特に学士課程教育について,その考え方とその実態がこの10年間のうちにどのように変化したかを一般教育を中心に考察し,今後の研究大学における学士課程の在り方について提言を行った。アメリカの2つの大学を訪問して得られた知見を,「大学教育改革現地報告」として別にまとめて発表した。小林は,アメリカと日本の教養教育改革の比較研究を行った。また北大工学部の卒業生6,500人のアンケート調査結果を解析して,工学部・工学研究科の改革および将来像および大学全体の方向性について提言を行った。この結果は,北海道大学のホームページ等で公表された。西森は,大学の数学の授業でどのようなことが起きているかを検証し,学生の気質や学力の変化に対応して,教育能力を向上させ授業内容を改革する必要性を強調した。細川は,アメリカにおける授業改革について調査し,WebCTなどの教育支援ソフトがごく近い将来アメリカの大学教育の中心になるだろうと予測した。射水は,工学系学生のためのオンライン情報リテラシー演習を企画・実施し,演習内容のみならず管理・運用面を含めたシステム全体の検討を行った。
以上を要するに,理工系学士課程の教育理念とカリキュラムの変化を歴史的に検証する一方,現在進行中の教育理念とカリキュラムの変化を分析して,次世代の理工系教育について具体的な指針を得た。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 小笠原正明: "大学入学後に伸びる素質の評価とAC入試の役割"高等教育ジャーナル-高等教育と生涯学習-. 8. 99-107 (2000)

  • [文献書誌] 小笠原正明: "大学教育改革現地レポート1 : ポートランド州立大学の教養教育と理科系教育"高等教育ジャーナル-高等教育と生涯学習-. 9. (2001)

  • [文献書誌] 小林甫: "Lifelong Learning and Reform of Knowledge"生涯学習研究年報. 3. 217-271 (2001)

  • [文献書誌] 山田洋文: "機能材料工学科学生のためのオンライン情報リテラシー演習"高等教育ジャーナル-高等教育と生涯学習-. 8. 56-66 (2000)

  • [文献書誌] 小林甫: "Comparative Perspective on the Reform of General Education"高等教育ジャーナル-高等教育と生涯学習-. 9. (2001)

  • [文献書誌] 黒木哲徳: "大学における数学基礎教育の改善にむけて"大学の物理教育. 2000-3号. 60-63 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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