本年度は東京都公文書館所蔵の各種学校関係の文書の調査を終え、学校名によるデータベースを作成した。年次は明治20年から37年までで、現在3200件になっている。同一の各種学校がどのような変化をとげたのか、時系列的に追っていく作業を始めているが、細かい部分で同一かどうか確認出来ない事例が多く出てきて、再度個々のデータを原史料にあたって点検する必要が生まれている。これが大変時間のかかる作業となっている。しかし基礎として重要なので、この作業を経てから、来年度は考察に移りたいと考えている。 他に、統計にかかわる公文書の調査から各種学校にかんするデータを取り込むことをある程度量おこなった。
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