研究課題/領域番号 |
11610262
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江原 武一 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00012568)
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研究分担者 |
森下 稔 東京商船大学, 商船学部, 講師 (60300498)
杉本 均 京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50211983)
西野 節男 名古屋大学, 教育学部, 助教授 (10172678)
南部 広孝 広島大学, 大学教育研究センター, 助手 (70301306)
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キーワード | 宗教教育 / 道徳教育 / 政教分離 / 共通シラバス / 公民教育 / 宗派学校 / 宗教知識 / 市民性教育 |
研究概要 |
平成11年度は1999年8月に第1回研究打ち合わせを京都で行い、トルコ(宮崎)および英国(鈴木)の事例報告を受け、科研の基本的分析フレームワークおよび共通認識についての確認、調製、文献の紹介を行った。その中で政教分離の概念や共通シラバスの実施状況についての世界的な動向と分析方法について江原・杉本が提案した。楠山(研究協力者)は中華人民共和国に出張し、中国の宗教、政治、道徳と教育の関係について調査を行った。11月には第2回研究打ち合わせを博多で行い、インドネシア(西野)、タイ(森下)、レバノン(三尾)、ブータン(杉本)、韓国(李)についての事例報告が行われ、各研究分担者・協力者から現在の研究調査の進行状況に対する報告が行われた。そこでは宗教・価値教育の導入パターンや国家関与のレベルなどによる分析軸が提案された。さらに1999年12月から2000年1月にかけて、三尾(研究協力者)はレバノン共和国の調査を行い、宗派学校や現地教科書の調査を行った。1999年9月に予定されていたトルコ調査(宮崎・杉本)は直前のトルコ地震によって中止された。2000年7月の日本比較教育学会(早稲田大学)でトルコ、英国などの調査によっての成果を発表予定である。
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