• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

外国人住民の日本語読み書き能力の調査と日本語教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 11610277
研究機関東京都立大学

研究代表者

野元 弘幸  東京都立大学, 人文学部, 助教授 (70261873)

研究分担者 青木 直子  大阪大学, 文学部, 助教授 (20184038)
大串 隆吉  東京都立大学, 人文学部, 教授
新海 英行  名古屋大学, 教育学部, 教授 (00036055)
衣川 隆生  筑波大学, 留学生センター, 講師 (30282289)
キーワード外国人住民 / 外国人集住地域 / 日本語教育 / 識字 / 読み書き能力 / 文字習得 / 多文化社会 / 社会教育
研究概要

本年度は、来年度(平成12年度)の本調査に向けて、(1)先行研究の検討と読み書き能力調査方法の確定、(2)被調査者リストの作成、(3)予備調査実施と調査方法の検証を行う計画であった。調査対象地域は住民の30%が外国人住民という外国人集住地域で、平成11年度7月には外国人と日本人の青年グループ間の傷害事件が発生するなど、生活や文化をめぐるトラブルが発生したために、全体計画の進捗にやや遅れが出たが、(1)(2)については完了している。(1)については、日本語文字を運用できなくても日常生活に支障をきたさないと思われるほどに多言語化・ネットワーク化が進んでいる地域での今回の調査の意味について議論され、共同研究者内での見解は分かれたまま、地域における日本語文字習得の必要性そのものを問う調査も同時に行っていくこととなった。(2)については、担当の野元および新海の現地での調査に関連する地道な地域貢献活動が評価され、現地で自治会と連携しながら国際交流活動を展開している国際交流グループ(保見ヶ丘国際交流センター)の全面的な支援を得られることとなり、被調査者リストの作成にとどまらず、今後の調査活動への協力の確約を得た。(3)の予備調査の実施と調査方法の検証は、地域でのトラブル等の影響で、年度をまたいで進行中である。日本語教室の外国人学習者を中心に予備調査を実施している。平成12年5月には完了し、本調査の準備が完了する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 野元弘幸: "多文化社会における教養の再構築―外国人住民の非識字問題を中心に―"教育学研究(日本教育学会). 66巻4号. 58-64 (1999)

  • [文献書誌] 野元弘幸: "研究ノート 課題提起型日本語教育の試み"人文学報(東京都立大学人文学部). No.299. (2000)

  • [文献書誌] 衣川隆生: "就労を目的として滞在する外国人における識字能力の現状と今後の課題"筑波大学文芸・言語学系紀要、文芸言語研究言語篇. 37. (2000)

  • [文献書誌] 新海英行: "現代社会教育の軌跡と展望"大学教育出版. 326 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2014-06-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi