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2000 年度 実績報告書

通級指導教室における早期からの教育相談

研究課題

研究課題/領域番号 11610307
研究機関国立特殊教育総合研究所

研究代表者

小林 倫代  国立特殊教育総合研究所, 聴覚・言語障害教育研究部, 室長 (00300715)

研究分担者 久保山 茂樹  国立特殊教育総合研究所, 聴覚・言語障害教育研究部, 研究員 (50260021)
キーワード早期教育相談 / 通級指導教室 / 早期療育システム / 幼児対応 / 保護者支援
研究概要

通級指導教室担当者に行った早期療育システムに関するアンケート結果では、幼児を指導している通級指導教室は、全体の65%であったが、そのうち幼児担当者が配置されている教室は、20%に満たない現状が分かった。このことは、小学校の教員が、地域や保護者の要請を受け、本務に支障のない範囲で幼児の相談に当たっている現状を示している。今年度は、幼児担当者が配置されている地域に対して、どのような職種で幼児の指導に当たっているのかの調査を開始した。
また研究協議会では、地域に密接して活動している通級指導教室にその活動内容の報告を求めた。一つは通級指導教室に幼児担当の職員が配置され、幼児の相談を行っている地域(静岡)であり、もう一つは通級指導教室の教員が核になり「学校ぐるみ・町ぐるみの支援体勢作り」(茨城)を始めている教室である。
静岡の通級指導教室における幼児を担当する職員からは、静岡県内の幼児教室の設置状況、担当職員の身分に関する現状や幼児の相談状況等について、報告があった。
「学校ぐるみ・町ぐるみの支援体勢作り」の発端は、町の就学指導委員会で「ことばの教室」の教員が地域の早期療育システムを提案したことであり、さらに町の保健婦と交流しながら「早期療育研修会」に参加していったことであった。このことを皮切りにして学校ぐるみ・町ぐるみの支援体勢というネットワークの構築を実践中である報告があった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小林倫代,久保山茂樹: "幼児期における保護者対応の実態(3)"日本特殊教育学会第38回大会発表論文集. 540 (2000)

  • [文献書誌] 久保山茂樹,小林倫代: "幼児期における保護者対応の実態(4)"日本特殊教育学会第38回大会発表論文集. 541 (2000)

  • [文献書誌] 小林倫代,久保山茂樹: "地域における早期からの教育相談の場としての「ことばの教室」の役割"国立特殊教育総合研究所研究紀要. 第28巻. (2001)

  • [文献書誌] 久保山茂樹,小林倫代: "保護者の「語り」から考える早期からの教育相談"国立特殊教育総合研究所教育相談年報. 第21号. 11-20 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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