中学校・高等学校における、通常学級、リソースルーム(日本では、通級指導教室)、特殊学級の教師及び校長への日米での質問紙調査の結果をまとめた。その結果、アメリカでは、学習障害のある生徒、その教師、保護者とともに、その生徒の学ぶ学級以外のタイプの学級からも多くのサポートを受けていること、通常学級の教師の特殊教育に関する研修をより受けていること、指導上困難を示すものの指導に好意的な気持ちをより多くもっていること等が、明らかになった。また、アメリカにおけるコミュニティーカレッジ、大学、研究大学に設置された学習障害へのサポートシステムの特徴と課題を明らかにした。
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