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1999 年度 実績報告書

「西園寺公望文書」の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610358
研究機関立命館大学

研究代表者

小関 素明  立命館大学, 文学部, 助教授 (40211825)

研究分担者 本郷 真紹  立命館大学, 文学部, 助教授 (70202306)
鈴木 良  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70179274)
赤澤 史朗  立命館大学, 法学部, 教授 (80202513)
キーワード日本近世史 / 政治史 / 歴史史料 / 書簡 / 政治家 / 元老 / 公家 / 政党
研究概要

平成十一年度の本研究は、立命館大学所蔵の西園寺公望関係文書中、書簡250通に関して、翻刻作業を進めるとともに、内半数125通に関しては年代推定と背景の確認を行うことを目標として開始された。代表者小関素明の元で、大学院生たちを中心とする第一次翻刻作業グループが編成され、それが週二回のペースで定期的に会合を持ち、順次翻刻作業を進めていった。また赤澤史郎(立命館大学法学部教授)、鈴木良(立命館大学産業社会学部教授)、小関素明(立命館大学文学部助教授)、山崎有恒(立命館大学文学部助教授)の四人が、その一時作業の完成分に付き順次チェックを行い、読みの空欄を埋め、年代推定作業などに取り組んだ。小関を始めとする研究分担者は、全体の作業を統括すると共に、翻刻の仕上がった書簡類に関して、順次研究を加えつつある。
年度末までの実績としては、まず翻刻作業はその大部分を終了し、最終チェックに回っている状態であって、ほぼ目標どおりに進んでいる。最終チェックの済んだ書簡は随時、西園寺文書研究会の素材として提供され、専門家の手で年代推定と背景確認が進められたが、こちらのほうも予定通り約半数が終了している。この結果、扱っている書簡群に西園寺公望の首相期のものが多く、政治的に当初想像していた以上に重要なものが多く含まれていることが分かってきた。発信人も多彩であり、特に立憲政友会周辺の動きに関して興味深い内容が多く、原敬日記に見られるような政治構図とはまたひと味違う図式が構築できそうに思われる。だが、この結論に関しては平成十二年度の研究を待ちたい。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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