• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

朝鮮王朝十九世紀の昌寧県戸籍大張に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610380
研究機関上智大学

研究代表者

山内 弘一  上智大学, 文学部, 教授 (40166575)

キーワード朝鮮王朝史 / 戸籍大帳
研究概要

本研究は、日本の学習院大学図書館に所蔵されていながら、従来、国内外の学界に全く紹介されなかった。19世紀朝鮮王朝の慶尚道昌寧県の戸籍大帳の分析を中心に、関連諸資料を収集し、それらを利用しながら当時期当該地域の社会の実態や、歴史的変化の実像を明らかにしようとするものである。戸籍大帳は、当時の社会や人々の生活を解明するうえで、第一級の資料の一つではあるが、研究の対象として用いるためには、先ず、草書等で書かれた雄大な内容を読み取って整理し、その全体像を把握する必要がある。そこで、本年度は、研究計画に従って、全14冊の戸籍大帳のうち、「邑内」と「高巌面」に関する4冊を取り上げ、今後の分析材料として使用できるように、基礎的な資料整理をほぼ終了した。関連諸資料については、韓国で既に影印出版されている郷案等の文書資料を精力的に収集し、国内の大阪市立図書館で、調査収集を行った他、韓国でも、ソウルや昌寧県でレビューを受け、現地に於ける墓誌等の金石文や、古文書資料、また、当時の昌寧県や、その近郊に在住した知識人等の文集の整理状況を理解、次年度以降の研究を進めるために有益な多くの知見を得た。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山内弘一: "京城・貴族の誇り-丁若ように於ける貴賤と華夷-"上智史学. 第44号. 13-53 (1999)

  • [文献書誌] 山内弘一: "李朝後期知識人の反朱子学批判の一例-清のも奇齢と日本の古学*批判-"漠文学解繹峡與研究. 第2?. 51-71 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi