1.平成11年度は基本的な文献集収、整理を行った。 2.平成12年度は4月に「東洋と奢侈」と題する国際会議を組織し、ヨーロッパ、東洋、日本の比較研究を行い、多くの知見を得た。また10月には社会経済史学会パネルディスカッション「東洋を作る」において「ヨーロッパ捺染業の発展と東洋」と題して報告した。本成果報告書の前半はその時の報告をとりまとめたものである。 3.更に特にイギリスを中心に消費社会の成立を大きな脈絡で考察する必要が生じ、本報告の後半にその試論を付した。 4.前者については今後学会誌等でより詳細に議論する予定である。
|