研究課題
研究実績の概要は、これまでに国立歴史民俗博物館、青森県教育委員会、市浦村教育委員会、富山大学などによって、青森県北津軽群市浦村十三湊遺跡の発掘調査が実施され、多くの成果が挙げられた。他の発掘調査された港湾都市遺跡での資料も検討しながら、12世紀から15世紀における、北東日本海域における港湾都市遺跡検出の遺構の時期的変化とその歴史的背景を遺物論、特に土器様式論と関連させて考察し社会史的研究にまで高め、中世港湾都市成立及び展開の歴史的契機を探った。具体的に,1.平成11年6月1日から同年7月22日には、十三湊遺跡関連唐川城での測量調査のための準備を行った。現地で地権者との折衝、地元教育委員会への発掘届の提出、調査に必要な消耗品の購入。2.平成11年9月23日から同年10月4日には、十三湊遺跡関連唐川城の測量調査を実施し、調査成果検討会を現地で実施し、検討成果に基づいて地籍図との照合、検出遺構のデータ処理を実施した(調査補助員使用)。3.平成11年9月1日から同年9月30日には、富山大学人文学部考古学研究室にて、大学備品のパーソナル・コンピューターとコンピューター・ソフトを使用して、遺構データ処理を実施した。
すべて その他
すべて 文献書誌 (1件)