研究概要 |
1.既存のコーパスに関する調査 インターネット上で公開されているコーパスの利用可能性について検討した。(福岡工業大学情報工学部管理情報工学科・上村隆一氏がネット上で公開している日本語会話コーパス。http://corpus.fit.ac.jp/) 2.記述的日本語研究のための電子化コーパスの設計・試作の準備 (1)昨年度入力したデータ(3メガバイト)について,データの点検(原文との突き合わせ)を行った。) (2)コーパス作成の準備的資料として、映画のシナリオ28編を入力した。 (3)上記の入力テキストに対して,登場人物の属性をそれぞれの発話と結びつけた分析ができるように,データの加工を開始した。 (4)ジャンルを考慮したバランストコーパスの設計のための要件について検討した。(加藤安彦,「コーパスと辞典にとっての新世紀」,日本語学20-1,pp,41-51) 3.関連する研究発表 (1)標準化動向・共通利用単位としてのβ単位(加藤・山崎,社団法人日本電子工業振興協会・JEIDA自然言語処理システムに関するシンポジウム,2000年6月23日,機械振興会館) (2)発話と発話機能,付随的行為との相互関連づけの試み(山崎・加藤,言語処理学会第7回年次大会併設ワークショップ,2001年3月30日,東京大学)
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