研究概要 |
今年度は,本研究の中核をなす『文選季善注語釈索引』(仮称)作成の基礎となり、平成11〜12年度にすでにカード化を終了している語釈部分の整理を行った。具体的には以下のとおりである。 1.カード記事の見直し 昨年度後半から進めていたカード記事の見直しを行い,注の中に引用されている中国の他文献の本文にもあたりながら各語の訓詁を試みた。 2.カードの部首別分類・整理 カードの見直しに引き続き,索引化のために,部首別にカードを分類・整理する作業を行った。現在の進捗状況はおおよそ70%ぐらいの所である。 3.今後の予定 来年度はカードの分類・整理をまずは完了させ,引き続き索引の作成に着手し,なんとかして完成にこぎつけたい。そして、可能であれば,これらの作業と並行して,最終的な目標である、漢語語彙と古代日本の漢字語彙との対照研究,また古代日本の漢字文献について訓詁注釈を行っていきたい。
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