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2001 年度 実績報告書

近世演劇における役者絵の資料的効用をめぐる基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610452
研究機関早稲田大学

研究代表者

内山 美樹子  早稲田大学, 文学部, 教授 (30063704)

研究分担者 赤間 亮  立命館大学, 文学部, 教授 (70212412)
小池 章太郎  跡見学園女子大学, 文学部, 教授 (80215144)
和田 修  早稲田大学, 文学部, 助教授 (20240541)
寺田 詩麻  演劇博物館, 助手 (50329124)
児玉 竜一  東京国立文化財研究所, 研究員 (10277783)
キーワード役者絵 / 浮世絵博物館 / 初代歌川豊国 / 浮世絵データベース / 初代歌川国貞 / 歌川国安
研究概要

(1)日本本浮世絵博物館所蔵の調査の継続 ・初代歌川豊国作品との関連性の高い、同時代の初代国貞、国安らの作品について、調査を開始し、膨大な資料を有することが判明した。浮世絵博物館の調査は、今回の研究期間内には終了できなかったが、今後の研究が待たれるところである。
(2)ネットワーク上でのデータベース運営と発展 ・構築してきたデータベースによる情報公開が、早稲田大学演劇博物のサーバーを使って実現した。当該研究は、データベース公開自体が目的ではないが、これにより、海外との情報交換が実現したため、イギリスのビクトリアアルバート美術館、大英博物館との研究交流が生れてきた。6月には、赤間がイギリスロンドン大学の役者絵シンポジウムに参加し、データベースを紹介しつつ、研究会活動を広くアピールした。
(3)その他の関連機関の調査・データ化 ・都立中央図書館、池田文庫、静岡県立図書館、抱谷文庫、立命館大学ARCの調査を進め、情報付与作業をした。中心となる演劇博物館役者絵の考証をより深化させている。
(4)演劇博物館所蔵品の年代考証作業 ・研究会の開催 ・月一回、演劇博物館での研究会を開催した。その他にも、関西部会を設置。平均月二回の予備調査研究会を開催した。それにより、劇博物館所蔵初代豊国作品のほぼ全体の情報付与作業を完成した。現在残るは、いわゆる端物であり、最終的に考証不可能なものがより分けられていっている。
(5)報告書 膨大に蓄積された基礎情報を基に、各分担者の専門分野に軸足を置きつつも、資料を複合的に読み取り、演劇資料としての資料利用方法に関する基準を策定し、報告書をまとめている。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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